大山寺古絵図・・・・・・片山楊谷・寛政9年(1797)9月下旬作

ブラタモリ」という、東京周辺を歩き、古地図と対比し、CGを使って昔を再現させたりしながら、新しい発見をさせるテレビ番組があります。毎週木曜日NHK総合午後10:00から45分間。東京は特に、その地面の下にいろんなものが積み重なっていると気づかされ、興味深く見ています。
大山を歩くようになってから、大山寺の古い絵地図があると教わりました。その一つ、「伯州角磐山大山寺」(はくしゅうかくばんざんだいせんじ)絵図です。鳥取藩お抱えの絵師、片山楊谷(かたやまようこく)が、寛政9年(1797)、9月下旬に書いたものです。江戸時代の終わり、約70年ほど前になります。

南光院谷、西明院谷、中門院谷の3グループと、それぞれが14づつ持っている院の名前が書いてあります。一番高い所、現在の大神山神社のところに、「御本社大智明大権現」と書いてあります。その下に、「本坊西楽院」が書かれています。
(参考文献:新修米子市史 第12巻」。この絵図を含めて4枚の片山楊谷が描いた大山眺望絵図が載っています。)