戸上山(とがみやま)から見た大山

戸上山(とがみやま)は、米子市水道局近くの小さな山です。日野川西岸にあります。
大山寺の古い絵地図の一つ、「伯州角磐山大山寺」(はくしゅうかくばんざんだいせんじ)絵図を描いた、鳥取藩お抱えの絵師、片山楊谷(かたやまようこく)という人がいます。・・・・・2009年12月18日の日記(大山寺古絵図・・・・片山楊谷・寛政9年(1797)9月下旬作)にあります。
同じ年、寛政9年(1797)に楊谷が描いた、「戸上山からの大山眺望」(*1)絵図です。
2009年1月24日晴天でした。いい時に戸上山から大山を見たいと思っていました。下の写真は道端で撮影。

下の写真は、戸上山を登って一番上までは行けませんが、お稲荷さんのところで撮りました。

パノラマです。

本物の絵図は、米子市立山陰歴史館で見せてもらいました。2009年12月21日の日記(大山寺古絵図(4)・・・・カラスガ山・三鈷峰)にも書いたのですが、弥山(みせん)の東側の峰、山鈷峰は「カラスカ山」と書いてあります。それに連なる山は、「甲山」、「船上山」と書いてあります。当時、山鈷峰をカラスと呼んでいたのか、楊谷がカラスと呼びたかったのか。いずれにしても、ここから「烏ヶ山」は見えません。

(*1):参考文献「新修米子市史 第12巻」