大山に多い樹木(1)・・・・・・クロモジ

大山を代表する樹木が三つあります。その(1)、クロモジ。大山寺から川床を通って香取へ抜ける道路の脇や、大山道路の大山寺近くの道路端にいっぱいあります。見慣れてくると、あちこちにあることがわかります。私も、2〜3年経って納得しました。桝水原リフトを上がって、横手道を大山寺に向かって歩くと、ミズナラや、ブナの下にいっぱい見られます。

葉、樹皮がいい香りがする、クスノキ科の樹木で、樹皮に黒い模様が見られ、これを文字にたとえて、クロモジと言うようです。写真は若い枝が見えているので、黒く見えませんが、奥のほうの枝は、黒いところもあります。
皮付きの高級爪楊枝の材料となります。樹木は大きくても2mから3mくらいで、雌雄異株。写真は、雌株で、緑色の実がついています。秋には黒く熟し、種を取って来て蒔いてみるとほとんど芽が出ます。鉢植えにして置いておくと、夏には涼しい感じがする、私の好きな樹木の一つです。秋の紅葉は、黄色。黄色くなって見ると、こんなにいっぱいあったのかと気づきます。大山に多い樹木です。