2017年(平成29年)大山のブナの実の多さ

2017年(平成29年)大山のブナの実の多さについて。
大山寺の西側の道を下って右側にあるブナの木です。
私が決めた、ブナの実観察用の標準木Aです。
撮影は、2017年8月3日。
ブナの実が生っていますが、ブナの木の多くの枝の中で、この枝だけです。
上の方のほかの枝にはブナの実が見えません

下の写真は2017年10月28日撮影。三ノ沢付近の、大山環状道路端です。
足元で、ブナの殻が割れるブチブチと音がします。
写真にはたくさんのブナの実があるように見えませんが、短時間のうちに
実を拾うことができました。

また、10月24日に、三輪平太の墓のそばを歩くと、やはりブチブチと殻の割れる
音がします。
今年のブナはかなりの実を付けています。
但し、私の標準木の観察と総合して、実の多さのレベルを0から3までのうち、2としました。
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年ごとの実の多さのレベル。
2009年・・・・3
2010年・・・・0
2011年・・・・(未記録)
2012年・・・・(未記録)
2013年・・・・3
2014年・・・・1
2015年・・・・3
2016年・・・・0
2017年・・・・2

大山寺阿弥陀堂保存修理現場の特別公開/平成29年9月9日

2017年(平成29)9月9日、
角磐山大山寺と大山町教育委員会共催により、
大山寺阿弥陀堂保存修理現場が特別公開されました。

(1)保存修理工事について
発注者:宗教法人 大山寺
設計監理:(公財)文化財建造物保存技術協会
施工:(株)児島工務店
工事内容:
 屋根の全面葺き替え
 縁周りの痛み修理・・・縁板を半分取り換え
 壁のカビ除去
 建具の立て付け修理
総事業費:約1億6千万円
工事期間:平成28年11月〜平成29年12月
過去の主な修理は、
平成7年(1995)
昭和56年(1981)
昭和33年(1958)
年大正14年(1925)
(2)工事現場の外の様子

こけらの竹くぎ打ち付け作業。
こけら板を3cm間隔でずらして竹くぎで、打ち付け、12枚重なった部分は、
3.6から4cmの厚みになる。
一人、1日、1坪(畳2枚)くらいの作業になる。

屋根の途中に、こけら10枚に1枚の、銅版の帯が入れてある。銅の防菌効果により、
こけらの腐植寿命を延ばすのに効果があるそう。
こけら葺きの屋根の全面葺き替えは、20年から30年に一度行うそうです。
(3)こけらに竹くぎ打ち体験

(4)こけら板の作製
こけらの板は、手作業で作るという。その作業の様子。
椹(サワラ)の木片を割って、板を作る。


下の写真参照。
決められた厚み寸法の木片(写真の中央の木片)を切り出し、
その木片を、半分の厚みに割り、さらにその半分に割り、これを繰り返し
16枚のこけらにする。写真の左下の、横になっているのが
その仕上がり状態。一枚の板厚は3mm。

(5)阿弥陀堂内部
阿弥陀三尊像

写真には写っていませんが、堂の内、外に使用されている
太い、丸い柱の材料は、杉とのこと。
現在の阿弥陀堂が再建されたのは、室町時代末期、天文21年(1553)
今から、460年以上前です。使われている柱は、元の阿弥陀堂が山津波
流された後、その廃材を集めて再建されたと言われていますので、杉の材木は
もっと昔のものです。
阿弥陀堂の一般公開は、来年春以降です。
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参考資料
●「重要文化財 大山寺阿弥陀堂保存修理工事」 (当日配布資料)
日本海新聞記事
   2017年(平成29年)8月25日
   2017年(平成29年)9月10日
   2017年(平成29年)9月17日
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今回の保存修理工事に関して、当日用意されていた説明資料や日本海新聞記事でも
「こけら」と、ひらかなで書いてありました。
漢字の「杮」(こけら)は、柿(カキ)とそっくりですが、右側は縦棒1本です。

2017年11月3日の大山・・・紅葉/たくさんの人出/工事中の大山

11月3日は文化の日で、祭日。3(金)、4(土)、5(日)と3連休になるも、4日は雨の予報がでています。
3日、大山に行って見ました。
(1)紅葉がきれいです。
大山寺から、桝水原へ向かう道路の脇も、紅葉がきれいでした。
ただ、車が多く、ゆったりした雰囲気にはなれません。
写真の撮影は、すべて、2017年11月3日。
立体駐車場の屋上から撮った、寂静山と三鈷峰。

南光河原。大山寺橋の東側から撮っています。
河原には、重機が通る工事用の道ができています。

大山寺山門下の、中門院園地入口。

入口から、少し入って曲がった所。

(2)ものすごい人出で驚きました
普通の土日には、参道を歩いている人は
パラパラですが、この日は10倍くらいの人出です。
下の写真は、工事中の「大山参道ステーション」工事期間は、平成30年3月20日
木造・平屋建
延べ面積 444.3平方メートル。

モンベル前、大山寺橋に人がいっぱいいます。
モンベルも工事中。

とやま旅館下。

(3)工事中の大山
博労座駐車場も、駐車場外周に、排水用のU字溝を設置する工事をしていました。
ここの工事は数日で終わるでしょう。

写真の左側は、工事中の「大山情報館」
工事期間、平成30年1月31日。

大山寺橋下を工事中。川床を固めているように見えました。

解体が終わった、「大山参道ギャラリー跡」

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阿弥陀堂の改修工事も、今年末までの予定です。
あちこち工事中で落ち着かない気分でした。この次の春には
落ち着いた大山になっているでしょう。

大山環状道路を歩く・・・2017年10月28日

2017(平成29年)年10月28日、大山環状道路を歩く。
時間限定で、大山環状道路のマイカーを通行規制し、
その代りに、シャトルバスを運行して、
錦秋の大山環状道路を歩行者に開放する日です。
今年で3回目になります。時間は、午前7時から午後1時まで。
今年のシャトルバスは、半日運行で、無料になりました。
朝7時半大山寺始発のバスで二ノ沢へ向かいます。

下の写真は、三ノ沢。紅葉の進み具合は、もう一つです。

三ノ沢から鍵掛峠に向かって歩いています。
道の脇に、ブナの実がいっぱい落ちています。
踏みつけると、ブチッブチッと音がします。
ブナの実は大きいのですが、中身が充実していません。
ブナの葉の色付き具合ももう一つです。

鍵掛峠から。8時半ごろです。

奥大山スキー場。

木谷沢渓谷
今年は、水量が多いようです。


帰りに撮った鍵掛峠。バスの一部の白いところがほんの少し木々の間から見えます。

小雨が降りましたが、大したことはなく、いい時間を過ごすことができました。
今年は、第1回「大山紅葉満喫ウオーク」(*1)も開催され、本当にたくさんの人が
散策を楽しんでいました。
また、今年は、台風21号の大雨で土砂流出があり、環状道路は通行止めになっていましたが、この日に向けて
整備され通行止めは解除されました。但し、台風22号による土砂流出の恐れがあるため、再び、28日午後1時から通行止めになっています。
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(*1): 主催 大山環状道路自動車利用適正化社会実験協議会、新日本海新聞社

大山の施設工事中/2017年9月18日

写真の撮影は、2017年9月18日
下の写真は、博労座から見た、工事中の大山情報館。

下の写真は、博労座から情報館への上がり口あった、工事案内板。
情報館から離れた、第三駐車場に仮設トイレが設置されている。
9月24日開催の「たいまつ行列」には、仮設トイレが増設される予定と聞く。

下の写真は、スロープにある、ナナカマド。
もう、実が赤くなっている。

下は、情報館の工事の様子。バルコニーを広くして、夕日が見られるようにする計画と聞く。

下は、山の駅と呼ばれる施設の工事。

下の写真は、大山参道ギャラリーの解体工事の様子。
写真の左側に、今まで気が付かなかった石の階段がある。
工事期間は、10月20日まで。解体後は、空き地と聞く。

下の写真は、大山寺橋から見た、南光川原。
前日まで、台風18号による、大雨が降ったが、水はあまり多くない。
川原に生えている草や木も、大水でなぎ倒されたような形跡が見えない。

キジの卵とクワの実/2017年5月

2017年5月の、キジの卵とクワの実の写真を載せます。
撮影は、2017年5月26日。
近くの畑の雑草が1mを超える高さまで伸びて来ました。
畑の草刈をしていると、キジの卵を見つけました。
卵の数は8個、鶏の卵よりも一回り小さく、長い方が、
4〜5cmくらいの大きさで、色は、少し褐色かかった卵でした。
今年は、山際の畑でも、田んぼの畦際でも3度ほど雄のキジを見かけました。

クワの実のよく熟れたものはとても甘く、ブルーベリーよりもうまいと思うことがあります。
実を採るとき、実を手の平で受けていないと、枝が動いたときに、実がポロっと落ちて、取り損ねてしまいます。

大山参道ギャラリーが解体工事中です・・・2017年8月

下の写真は、2017年(平成29年)8月3日撮影。
大山参道ギャラリーが解体工事中です。
(工事完了予定は、はっきり覚えていませんが、9月か10月です。)

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大山参道ギャラリーは、2007(H19)年11月にオープンしました。
下の写真は、2009年(平成21年)5月16日撮影。

もともとは、は大山観光センターでしたが、観光客の減少に伴って、空き店舗になっていました。
大山寺のメインストリートに、空き店舗があっては見苦しいと、大山町と、大山参道会が無料休憩所として運営することになりました。
手造りの情報発信と、小さなイベント企画を続けていく基地として誕生しました。
このブログは、勝手に、その応援ブログとして始めました。
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水道管の劣化で、2階から水漏れのトラブルが幾度かありましたが、何とかごまかしながら使って来たのですが、修復の目途が立たず、2015年(平成27年)春には、ついに閉鎖となりました。
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解体後は、空き地として残されるそうです。
そして今、ほかにも、大山1300年祭に合わせて、大山寺の周辺の整備が進んでいます。