チャボガヤとハイイヌガヤ・・・・・カヤの実酒

大山を歩き始めると教わるのが、チャボガヤとハイイヌガヤ。どちらも、2mくらいまでの小さな木です。葉をにぎって痛く感じるのがチャボガヤで、痛くないのがハイイヌガヤと教わります。チャボガヤは、イチイ科。ハイイヌガヤは、イヌガヤ科です。
どちらも、雌雄異株なので、全部に実が付くわけではありませんが、実が生っているものは、同じような実です。
下の写真は、チャボガヤの実。撮影は2009年7月23日。

大山で、カヤの実酒を飲んだことがあります。カヤの実を焼酎に漬けるのですが、薄いピンクの、少し松脂の香りがする、それはそれはおいしい酒でした。その、カヤの実を捜していたのですが、結論が出ました。ハイイヌガヤの実を使うのです。
と言うのは、チャボガヤの実も松脂の香りがするのですが、秋には実がはじけてしまいます。下の写真は、はじけたチャボガヤです。撮影は、2009年10月1日。

ハイイヌガヤの実は、破裂しません。熟すとやわらかくなり、甘い汁が入っています。写真撮影は、2008年10月19日。

ハイイヌガヤは群生しないそうなので、酒に漬けられるほどの実を見たことがありません。一度、飲んだのは、小さなワイングラスに1杯でした。もう一度飲みたいです。