どこに出しても恥ずかしくない大山寺の仏像(2)・・・・阿弥陀三尊像

大山寺阿弥陀堂に安置されている、阿弥陀三尊像。

左から、勢至菩薩阿弥陀如来、観世音菩薩。
左の勢至菩薩の持っているはすは、つぼみ、右の観世音菩薩のはすは、花が開いています。
それぞれ過去と未来の世界を指していると解説を受けたことがあります。

3体の仏像は、阿弥陀如来の胎内銘文より、天承元年(1131年)、今から878年前に造られました。一方阿弥陀堂は、大山町誌(S55年)によれば、洞明院(どうみょういん)所蔵の棟札写しに、古い常行堂と言うのがあって、それが享禄二年(1529)の洪水で流れてしまった。そこで、天文六年(1537)に新しい土地を選び地ならしをして、天文二十一年(1552)に古材を利用して建てたと言う。仏像の大きさの割りに堂が小さいので、真ん中の阿弥陀如来の頭の上は、天井が一段高く作られています。阿弥陀堂は、今から457年前建立、大山寺にある最も古い木造建築物です。
5月25日の日記にも、別のアングルから撮った阿弥陀三尊像があります。