門脇家住宅、茅葺屋根の葺替工事・・・・2015年10月31日

 大山町所子(ところご)にある、門脇家住宅の茅葺屋根の葺き替え工事の見学会がありました。2015年10月31日。
 門脇家住宅は、重要文化財に指定されています。毎年春と秋に一般公開されているのですが、現在は、保存修理工事中のため、今回は、茅葺屋根の葺き替え工事の見学会となりました。

 下の写真は、「国選定 大山町所子伝統的建造物群保存地区」の説明案内板です。(クリックすると、オリジナルサイズで、案内板の文字を読むことができます。)

 茅葺屋根の葺き替え工事を担当されているのは、京都の「美山茅葺株式会社」です。4人の職人さんが仕事をされていました。
工事の説明をしていただいた、中野さん。茅は九州阿蘇のものとのこと。




下の写真は、茅を横に渡した細竹で押え、縄で下の竹と一緒に絡む作業について、説明してもらっているところです。
 黒い棒は、縄を屋根の下の方に通す縫い針です。昔は、藁でなった縄を使っていましたが、今は、麻縄を使うそうです。

下の写真は、名和歴史研究会の研修で行った時の京都、美山の、茅葺屋根集落です。
2011年6月25日撮影。

下の写真は、美山民俗資料館。

茅葺屋根の葺き替えは、子供のころ見たことがありますが、もう見る機会はないでしょう。
美山茅葺株式会社については、ホームページがあります。