大山のちょっとしたおみやげは?

2010年8月25日。香川県から大山に来られた方80名をガイド5名で案内。コースは、情報館から大山寺橋を渡り、阿弥陀堂、釈迦堂跡、南光河原、大山寺、山楽荘まで、時間は2時間です。私は、脚に自信のない方20人のグループです。大山に来たことのある方一人を除いて初めての方です。バスの中で聞いた円流院を楽しみにしていたということで、円流院に寄りました。履物を脱いで上がり、鬼太郎の天井画は、みんながあお向けになって、館長さんの話をじっくりと聞きました。
(天井画の写真は、2009年8月4日の日記に載っています。)
60歳から80歳を越える方までの方が多く石段は足にこたえるとのことで、阿弥陀堂へ登るのはやめました。
阿弥陀堂の下で、石段を見上げ、堂に向かって手を合わせた後、横手道を東に向かって歩きます。
夏山登山道を横切り、少し下りの道では、木陰を通り抜ける涼風が気持ちよく感じます。南光河原の「中の渡り」を通りました。河原の石ころが、香川県で見るものよりも白っぽく、石灰が混じっているのですかと聞かれ、珍しいと言われました。
終点で他のグループに居られた方の質問。「大山のちょっとしたおみやげはなんですか?」・・・・・・そばに居た3人のガイド、即答できません。
この件は、づっと以前から気になっていました。そういうわけで、ガイド終了後、近くの岩田屋さんで話を聞きました。よく売れるお菓子では、これは大山のものではありませんが、「大風呂敷」だそうです。「以前は、ヤマウドの粕漬け」があったのですが、今は無くなったそうです。
店を見回して「カラス天狗」の鈴に気がつきました。カラス天狗は、大山の守り神と言われています。店のおかみさんに話を聞くと、「カラス天狗の鈴」の取り次ぎ店が倒産してしまったので後が補充できないと言われました。売り物ではない、代々のカラス天狗を見せていただきました。
下写真は、右側が第一代のカラス天狗、左が二代目だそうです
その次の代のカラス天狗。

その次の代のカラス天狗

下の写真は、一回り大きなカラス天狗、握りこぶしくらいの大きさです。

その背面。
「第40回国民体育大会ソフトボール競技会 記念 大山」と刻印があります。昭和60年(1985年)、今から25年前の記念のカラス天狗の鉄鈴です。

下の写真は、参道の様子。右側に、岩田屋さんの看板が見えます。