山陰道(2)さらに東・・・・大山町から琴浦町に入ったあたり

昨日に続き山陰道。名和からさらに東、大山町から琴浦町入った辺り、伯耆稲荷神社から少し上がった所です。道路の様子を見に行ったのではなく、道路工事に伴って山が切り崩され地層のよくわかる路頭があると聞き、見に出かけました。撮影は2009年6月27日。山陰道の上を渡る橋付近から、西の方角、大山町側を見ています。赤褐色主体の地層です。大山噴火の噴出物なのですが、樋谷(ひたに)軽石と呼ばれているものではではないかと聞きました。
樋谷軽石は、今から約11万年前です。(13〜15万年前と書いてあるものもあります。)地層記号で、HdPと書かれ、大山火山灰層の中で、最下部火山灰層 に分類されます。今時点で、本当にHdPなのか私は知りません。


層を成したきれいな地層です。4〜5年ほど前大山町名和地区で、山陰道工事をしていました。長綱寺という名和長年菩提寺があるのですが、ここのそばの山の切り崩していました。深さ5メートル近くに渡って、石がらでした。阿弥陀川の河原に転がっているような、丸い形の石ころです。写真は撮ったのですがなくしてしまいました。昔は川が流れていたのだと思います。そこと比べるとここは全く違います。