杉植林後の間伐
2009年12月17日、森林組合の研修で植林した杉の木の間伐について実習をしました。この山の杉の木は、24年ほど前(昭和60年ごろ)に植林されました。300坪(1000平方メートル)当り300本、木と木の間隔は、1間(1.8m)になります。これを、木の成長を見ながら間伐して、植林して50年後に20m高さ、70〜80本にします。最初に植林した本数の約1/4になります。木の間隔は8〜10mになります。但し、一度にその数にすると、残された木が強風などで倒れてしまうため、一度に一割くらい間伐します。今回行ったところ。
枝打ちはされていますが、薄暗い森です。12月28日の日記に書いた、熊野古道に比べたら、光の差込の量が違います。夏には葉が茂ってもっと暗くなります。人手と費用がなく、枝打ちはしてありますが間伐はできません。こういう山林があちこちにあります。これを何とかしようと、研修が計画されました。
間伐した杉の木の年輪。数えると24本ありました。直径は20cmくらい。
生えている木の高さを推測する方法。(1)確実な方法は、1本切り倒して長さを測る。(2)目測で、木の1/2の位置を見つける。さらに、その1/2の位置を見つけ、長さを測れるところまでその作業を繰り返し、測った長さを何倍かして求めるのだそうです。