大山寺絵図(4)・・・・カラスガ山・三鈷○峰
大山寺絵図(4)。絵図では、現在見ている大山の、山や峰の呼び方が違っています。
下の写真には、絵図に書かれている文字を、米子市立山陰歴史館の絵図から読み、書き加えてあります。○は読み取れない文字です。
大智明大権現(現在の大神山神社)のある山が、劔刀山と書いてあります。大山の最高峰、「剣ヶ峰」と関係があるのでしょう。絵図では、カラスガ山が大きく、高く書いてあります。実際は日本海の海岸付近から見ると遠くに一部山頂部が見えるのですが、大山寺からは「烏ヶ山」は見えません。(2010.1.18訂正: 烏ヶ山と思っていたのは、小矢筈で、矢筈ヶ山の一部でした。日本海側からカラスガ山は見えません。)信仰で、カラスを大切にする思想から、大きく高く描かれたのでしょう。大山の烏天狗も関連があるのでしょう。(楊谷のほかの絵図、米子,戸上山(米子市水道局の付近にある)から大山を見た絵図にも山の位置としては「三鈷峰」なのですが、カラスカ山と書いてあります。)
、大山道の、坊領、尾高あたりから見ても、大山の北壁の東端に位置する三鈷峰が私の目を引きます。
下の写真は、皆生から撮りました。雲がかかっていて北壁ははっきり見えていません。