南光河原中渡り堰堤(えんてい)の全面補修工事

数日前に、大山寺橋から、大規模に掘り返された南光河原を見ました。


工事の説明板によれば、その概要は次のようです。
大正9年(1920年)、今から89年前に作られた堰堤で、維持修繕を繰り返して来たのですが、ここ数年の台風や大雨による土石流で、根元が洗われ、石も落ち始め、倒壊の危険性があるため、全面補修することになりました。この堰堤は、佐陀川第11号空積堰堤だそうです。空積みというのは、コンクリートなどを使わず、石を積み重ねて作ったものです。
今まで気にして来なかったのですが、写真をズームで見ると、石がきれいに積んであるのがわかります。上流のコンクリート製の堰堤に比べたら趣があります。
古くは、南光河原を渡るのに三つの道があったそうです。今の大山寺橋がかかっているあたりが、下の渡り、阿弥陀堂から、釈迦堂跡を経て、大山寺(大日堂)に行くときに渡る上渡り、そして改修中の堰堤のところが、中渡りと言われていました。