西楽院(さいらくいん)

 日本海に発達した低気圧のため、昨夜から今日の午前中にかけて、強い南風が吹き大荒れ。名和マラソンフェスタは無事出来たのでしょうか。
 大神山神社の山門を下りると、右側に西楽院跡がある。大山寺には、三つの寺院集団があり、江戸時代中期末(今から200十数年前)にはそれぞれ14づつの僧坊を持ち全部で42の僧坊があったと、「伯州角磐山(はくしゅうかくばんざん)大山寺絵図」に描かれています。大山寺は、江戸幕府から寺領3000石を与えられていました。西楽院は中興第一世として豪円僧正に始まり、大山寺全体を管理する寺、大山寺の本坊として政治の中心となったところです。

大神山神社山門、昨年屋根が葺き替えられたばかり。奥に大神山神社が見える。


西楽院跡。しっかりした石垣、奥の石段の上には杉の木立があるが、平坦な地形が広がっている。