仁王堂から見える大山/廻国行者一千人供養塔

山陰線大山口駅から大山に向かう道路の、およそ半分の地点に、私の小さい頃は、「ニオド」と言っていた所があります。昔の大山参りの坊領道の道端と言ってもいいでしょう。小高い台地になっています。仁王さんは、寺の中に悪いものが入り込まないように見張りをしています。その堂があったので名前が残っているのでしょう。
今は、仁王堂公園と言い、遊具や、身長8.88mのカラス天狗の像が建っている、公園になっています。
カラス天狗は、大山一円の守護神として、大山町のシンボルとして作られました。

名和歴史研究会で、大山町内の道標を訪ねたことがあります。仁王堂公園の東端に、廻国一千人供養塔があります。「安永6年(1777年です)・・・」「廻国一千人供養塔」「右所子 左淀江」「宮内村 斉藤与左衛門」と彫ってあり、廻国行者の往来があったことがわかります。

ここから見える大山の写真を載せました。