千貫松島・・・鳥取浦富海岸/風景は歴史の産物

 今日で2013(平成25)年も終わります。今年の終わりに、鳥取浦富海岸の、千貫松島のことを書いておきます。
 今から50年ほど前、中学校の夏休みに、浦富海岸で、夏の科学研修会のようなものが開催され、参加しました。そのとき海の船から見た、海岸の景色の美しさと、千貫松島の、岩の上に生えている松が心に残りました。その後、景色のよさで評判の高い、日本三景の宮島、天橋立、松島に行く機会がありました。結果は、山陰海岸の美しさにはかないません。
 そのあと、隠岐へ行く機会があり、遊覧船で島めぐりをしました。隠岐の島巡りのスケールの大きさに圧倒され、絶景を体験しました。
 その後、(*1)ここ数年の間に、山陰海岸隠岐は、世界ジオパークに認定されました。
 今回、大山町ガイドボランティアの会の研修で、浦富海岸周辺の研修会に参加しました。
千貫松島のマツは、ちゃんと生きていました。
下の写真3枚は、2013年11月17日撮影。



下の写真は、日本地理風俗体系9 中国地方 ((誠文堂新光社)昭和35年9月1日第1版第2刷発行)より。写真の説明が、山陰海岸国定公園になっています。

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城原(しらわら)海岸駐車場にある、山陰海岸国立公園の案内板。

車の走る道を少し歩き、海岸に下りて行きます。車の通る道辺りは海岸段丘です。海岸までの高低差は、40mくらいです。

海岸に沿って歩くコースが設定されています。上がったり下ったり、小さい山の、山登りに近いです。
途中で見た岩の形は、直角二等辺三角形です。こうなる理由は、溶岩が冷えて固まるときにできる割れ目、節理が、溶岩の流れる方向に並行するものと、それに対して直角方向と両方できるからだそうです。

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風景は歴史の産物
それは、
自然の歴史
人間と自然の歴史
人間の歴史
だと、(*2)新聞の記事で見ました。確かにそのとうりだと思います。そして、そう考えながらその風景を見ることが楽しいのです。
*1:山陰海岸世界ジオパーク認定 2010年10月3日 
   隠岐諸島世界ジオパーク認定 2013年 9月9日
*2:大山”彩”発見 石村隆男 2012.7.5 毎日新聞より