大山の地蔵信仰(2)・・・・賽の河原

杉本良巳氏の「大山の地蔵信仰」講演会で聞いた話。大山寺の南光河原の金門から上を、賽の河原と呼んでいます。賽の河原は、死んだ人の霊が集まる所と言われています。賽の河原では、子どもが石を積んでいると、鬼が現れてその石を崩してしまうと聞いています。河原に下りて行く小道の脇にある説明板にもそう書いてあります。なぜ鬼が出てきて石を崩すのか?。いまさら聞けないここだけの話です。
子どもが小さい時に、その子どもさんを亡くされた方なのでしょうか、今でも、時々、お参りに来られた方が、石を積み、お供えをされている所を見かける事があります。子どもは、「一つ積んでは父のため、一つ積んでは母のため」と唱えながら石を積んでいます。そこに鬼が現れて「親よりも先に死んでしまう、親不孝者」と子どもを叱りながら、その石を崩してしまうそうです。賽の河原は、亡くなった人に会えるところだと言われています。
賽の河原の写真はありません。また、後日載せます。