日吉大社(2)・・・・神輿のルーツ

重要文化財桃山時代)七基 山王神輿特別公開中 日本最大にして最古の神輿展」と看板が出ていました。

八角形の神輿があります。神輿には、菊の紋が入っています。(大山寺にも八角形の神輿があります。菊の紋の有無は、気が付きませんでした。)
そばの説明書きに次のように書いてありました。「重要文化財 山王神輿7基 全国神輿のルーツが山王神輿である事は有名で平安の昔桓武天皇日吉大社に寄進されたに始まる。又僧兵の強訴でも有名で平安から室町にわたる三百七十余年の間に四十数回の上洛強訴が行われた。重量五百貫(二トン)の神輿を、海抜850メートルの日枝山をかつぎ越えて入洛したエネルギーは想像を絶するものである。平安時代の神輿は元亀の乱で焼失した。現存のものは桃山時代の作で重要文化財に指定されている。日吉大社には神輿が十四基現存する。」
日吉大社の大鳥居を出て参道を下って行くと、滋賀院門跡(しがいんもんぜき)と、天台宗務庁の案内板がありました。

週間神社紀行特装版 日吉大社 (学習研究社発行) によると、滋賀院門跡について次のように書いてありました。「・・・江戸時代末期まで天台座主法親王(ほっしんのう)が住んだことから、地元では滋賀院御殿といわれる。・・・」
大山寺の本坊西楽院は、宝暦7年(1710年)以降滋賀法親王の支配となったといわれています。
参道の満開の桜。

この後で行った、比叡山延暦寺の桜はまだ咲いていませんでした。