大山おこわ・・・大山おこわおにぎり/岡岩屋堂古墳・・・・全長29mの前方後円墳
山菜、野菜、魚介類、肉などを、もち米にまぜて炊いたご飯をおこわ(御強)と言います。大山の周辺でもいろんな所でおこわが作られています。2010年3月22日の日記、「サクラにウグイス」で、燈籠を見て廻ったことを書きましたが、岡、龍雲寺前に着いた時、いいにおいがしてきました。後で聞きましたが、地区の老人クラブの会合で料理をされていたそうです。燈籠や、古墳や、堂など見て廻り、帰ろうとすると、案内してもらった知り合いの方がそのおこわを持ってきてくださいました。シイタケのだしが効いて本当においしいものでした。その日の会合は楽しく進んだと思います。
おこわおにぎりについて。
日経新聞土曜版2008年11月15日の「何でもランキング おすすめの郷土おにぎり」に、大山おこわおにぎり(鳥取県)が第2位に載っていました。
記事のタイトルは
かみしめる家庭の味
おすすめの郷土おにぎり
特産の具を楽しむ
です。
新聞の記事の一部を載せます。左の数字は順位です。
大山おこわおにぎりの写真は右上隅です。
大山のふもとに伝わる、山菜を中心に使った五目ご飯「大山おこわ」のおにぎり版だ。と紹介してあります。
新聞には、桝水にある、まつおか食堂が紹介してありました。
以下、「伯耆富士」大山:天空のリゾート活用プロジェクト公式ホームページにある、まつおか食堂のページの一部。
URL:http://cms.sanin.jp/p/tenku/5/1/3/
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まずは大山おこわの歴史を少々。
元々は氏神様の例祭や祭事には必ず食卓で作られていた山懐の伝統食。ただ「大山おこわ」と名付けられたのは最近のことで、古くは「汗入りおこわ」と呼ばれ、毎年行われていた氏神さまの例祭や祭事に各家庭で作られ来客へのお土産として振る舞われたのがはじまりだと言われています。
その後は、「大山おこわ」として地元の名物となり、普及活動も実ってか、昭和61年には「ふるさとおにぎり百選」にも選定。米子駅の駅弁に名を連ねるなどすっかり山陰を代表する郷土食の一つとして認知されるようになりました。
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以下、日記の続き。
大山のふもとのおこわには鶏肉、かに、サザエなどを使ったものもあり、地区の行事や文化祭などで販売されます。楽しみの一つです。おいしくいただけるのは一つにはそれぞれの素材の良さと、さらに、味付けの秘伝があるのでしょう。
「岡岩屋堂古墳」は説明板によると、「全長29mの前方後円墳で、古墳時代後期に造られたもので、この地域最後の前方後円墳と考えられている。」とあります。身近な所に、前方後円墳などがあるのを始めて知りました。