大山治山道路と治山事業

去年は大山寺僧坊跡遺跡発掘調査で、大山治山道路を途中まで良く通りました。治山道路を先まで行くと北壁の下、元谷です。元谷とその下流には、いくつもの砂防堰堤が作られています。他にも、大ノ沢、一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢にも治山工事がされています。
大山の砂防工事について説明してある看板があります。写真で、水色のところが沢や川筋です。

以下、看板左の部分に書いてある文です。
「暮らしと緑を守る国有林治山事業
  ここは大山国有林大山隠岐国立公園の重要な位置にあります。
 大山は古い火山で崩れやすい安山岩などからなっており、毎年大量の土砂などが流れ出ています。
 このため大正6年から今日まで54億円の経費を投じて治山事業を行ってきました。
 現在までに山腹崩壊地の復旧9箇所、渓間工206基、護岸工61箇所の工事を行い、下流の公共施設等への災害を防ぐとともに大山の豊かで貴重な自然を守っています。  (平成16年度設置)」
近畿中国森林管理局 鳥取森林管理所の看板で、大山寺、モンベルのはす向かいにあります。ここに鳥取森林管理署大山治山事業所がありますが今は、職員の方は常駐ではありません。
大山寺橋から山側を見ても、いくつかの堰堤が見えます。
撮影は2007年7月22日、2年と半年ほど前です。

去年は橋から見て、一番手前の堰堤の床固め工事をしていました。完成後は南光河原の姿が変わって見えるでしょう。
(比較参考:大山観光道路工事は、5億5千万円です。期間:昭和36年から38年まで。延長:12.2km・・・・博労座第4駐車場、道路脇の大山道路工事碑より)