クヌギの成長は早いです

クヌギにはクワガタムシが樹液を吸いに寄って来ると聞いていました。クヌギはシイ、カシ、クリ、ナラなどと共に里山を代表する樹木だとも聞いていました。でも、樹木は小さい頃、見た記憶はありません。このあたりに少ない樹木なのでしょうか。その件はさておき、大きくなれば、しいたけの原木にもなると言うことで、2004年、高さ80cmくらいの小さな苗を知り合いの人からもらい、畑の隅に植えました。クワガタ虫は来ませんでしたが、4年後2008年秋にはどんぐりが4個出来、それを蒔くと、春には4個とも芽が出ました。写真は、2009年1月撮影です。樹高3m、幹の直径10cm位に育ちました。苗の大きさを含めて考えると、芽が出て6年でこの大きさになると言うことは、速い成長です。

冬でも葉が落ちないですね。ミズナラの葉に良く似た葉を持つ、カシワの木もこの辺で見たことがありませんが、暖地の樹木なので、冬に葉が遅くまで落ちないと聞きました。同じなのでしょうか。
樹木が大きくなり過ぎたこと、昔、炭つくりに樹木の伐採を何年か周期を持って切っていて、切った木から出た芽を育てて利用すると聞いたことがあります。そこで、2009年4月、地上60cmくらいのところから胴切りしてみました。直径10cmの幹に、厚み1cmくらいの樹皮が付いていました。厚い樹皮です。ほかの樹木の2倍も3倍もあります。
胴切りしてから半年後、2009年10月8日撮影しました。途中7月ごろ、いっぱい出た芽を、真ん中の1本を残して切ってしまいましたが、残した芽は、2mくらい生長し、太さも、元が直径6cmくらいになっています。クヌギの成長は早いです。伐採を計画的にやれば利用できると感じています。

後ろに、ドウダンツツジが赤く色付き始めました。南側の日当たりのいいところなので、真っ赤になるのを楽しみにしています。