クズ

8月30日、名和歴史研究会で、灯篭を巡って歩いている途中で、クズの花を見ました。

20年から30年ほど前、赤松の木にマツクイムシが付き、どんどん枯れて行くようになりました。マツクイムシの付かない、杉や桧に樹種転換し、小さい苗を植えました。数年間は毎年、5月ごろ、下草刈をしました。このとき、目の敵にしていたのが、クズ、「クズバカズラ」と呼んで、木に絡み付いているのを見ると根元から切ったものでした。特に、苗木に絡み付いてしまうと、苗木よりも成長力の大きいカズラに負けて苗木が枯れてしまいます。大きくなる前に切るようにしていたせいか、花の記憶は定かではありません。
根には、でんぷんが蓄積され、クズが採れるそうですが、嫌われ者のイメージの植物です。マメ科