大山の触ると危険な植物(1)・・・・・ミヤマイラクサ
今日は暑かった。昼間34℃、夜になっても29℃あります。南風が吹き、気温が上がりました。しかし大山はそんなに暑くありません。木陰に入ると、風もあり爽やかな一日でした。
大山を歩く時、触ってはいけない植物が二つあると注意を受けます。
その(1)・・・・ミヤマイラクサ
葉の表にも裏にも、茎にも小さなとげがあります。これが体に刺さると、とても痛いと言われています。あるガイドの人が経験を話してくれました。「触ってはいけない」と説明する時、指に葉が触れたそうです。アリに刺された様な痛みがあり、これがなかなか消えなかったと話してくれました。貴重な経験です。痛くて、イライラすることが名前の起源だと聞いています。
上の写真は、「氷室」の底に生えているミヤマイラクサ。葉の直径は18cmくらいはあったでしょう。今まで見た、もっとも大きいものでした。阿弥陀堂から大山寺へ向かう途中の、利生水(りしょうすい)を過ぎ、釈迦堂跡に上る道と、その中ほどにある氷室の辺りはミヤマイラクサだらけです。危険な植物なのですが、春先の若い芽は、山菜の女王と言われているそうで、一度食べてみたいのですが。
氷室の看板の左下にもミヤマイラクサがあります。氷室は、冬に降った雪を貯めておくくぼ地で、周りは石垣で囲まれています。天然の雪を利用した冷蔵庫です。