阿弥陀堂

外から見るとなんてことは無い古い御堂ですが、中にはすごい仏像があります。
一見の価値があります。
今年の無料公開は5月24日(日)です。御幸の日にあわせて公開されます。
御幸は、大山寺の供養儀式で、平安時代に始まりました。
地蔵菩薩の縁日にあたる24日に開催されます。


阿弥陀堂は、大山に現存する最古の木造建築です。
もともとは常行堂として藤原時代(平安時代末期、約1160年前)に創建されたとつたえられます。
1529年(480年前)に起きた山津波のため流出、1552年(457年前)に古材を利用して現在の位置に移築再建されました。


阿弥陀如来像は1131年(878年前)、平等院鳳凰堂阿弥陀如来像の作者定朝の流れを汲む大仏師良円によって造られました。
藤原時代の優美な姿を見ると、どうしてここにあるのと思ってしまいます。人々の信仰の深さや、阿弥陀様に祈らなければいけない時代だったのか・・・・思いはめぐります。
阿弥陀堂紹介ページを付けておきます。
http://www.daisen.jp/p/2/area/yamagawa/21/



大山参道ギャラリーに展示してある御輿は、以前は阿弥陀堂にありました。
2007年(H19)年の御幸前日に、阿弥陀堂から持ち出される所に出会いました。この年の御幸は、日曜日の5月27日に行われました。
御輿を運び出すところの写真です。
スタッフの皆さんご苦労様。